スリランカ観光1日目-1 アヌラーダプラへ行くのだけれど
7/13 朝から「・・・・・」な気分になる。
翌朝、朝食のためにロビーへ降りるとテーブルへ案内された。
すでに冷え切った薄いトーストが5枚とスイカだけが大量に皿に盛られ置かれている。
「コーヒー、紅茶はどちらがいい?」まさかこれだけで5$?
「これで全部?」聞くと「後から持ってくる」少しホッとするが後から出て来たのは、ゆで卵の方がマシな薄焼き卵とソーセージ3個。このソーセージが口に合わず冷たく硬いトーストを1枚だけ、コーヒーでなんとか流し込み、意外に美味しいスイカ食べてお腹を満たす。これで5ドルはボッタクリだろう?
この朝食は過去の旅行で「頼まなきゃ良かった朝食ランキング」ぶっちぎりの1位だ。
明るくなって分かったけれど外観は普通の戸建て。
領収書はゲストハウスなっていたので民泊?
8:00にドライバーが迎えに来る事になっていたので元々予約していたホテルへ行くと、大型バスが止まっていて数十人のローカルらしき男性たちが朝食を摂っていた。
もしかすると、オーバーブッキングで深夜到着の私の部屋が足りなくなったのかもしれないと思った。
さらにショックだったのが同じ5$の朝食がとても美味しそうなのだ。
シリアル、ジュースやパンも数種類。ヨーグルト、卵料理やハム、ソーセージなど比較にもならない充実ぶり。これで同じ5ドルの朝食?悲しい・・・
羨ましく思いながらソファに座っていると、昨夜対応してくれたスタッフが来て、ホテルがどうだったか聞かれたので、朝食の話をすると「ごめんなさい。良かったらここで食べて!」ありがたいが、すでに8:15過ぎてドライバーがいつ来てもおかしくない状況。おまけに席がない。
諦めてソファで待つがドライバーが来ない。会社に電話した方がいいんだろうか?
8:30になり、これは電話しないとまずいかも・・・そう思っていると再び「ここで食べて」と席に案内される。と、そこへようやくドライバーが到着。タイミング悪っ!
ホテルスタッフはドライバーに待ってもらって食べるように言ってくれたが、代わりに水が欲しいことを伝えるとミネラルウォーターを1本持って来てくれたので、それだけもらって車へ。
どう考えてもココと、泊まったゲストハウスが同等クラスとは思えない。
いくら対応が良く予約サイトの評価も高かったとはいえ、他所のそれも自社より低クラスへ回すような状況を考えると、次回スリランカへ来る事があってもココは無しかな。
ドライバー<J氏>は遅れた事を詫びる事もなく車を出した。
来ないから会社へ電話しようと思っていた事を伝えると、フッと笑っただけ。
時間通りに来ないというのは、アジアではよくある事なんだけど・・・ここもか。
アヌラーダプラまでは4時間くらいという事で、長いと思っていたけれど昨夜の寝不足もあって、街中を眺めるうちに眠ってしまい、半分くらいの地点で目が覚める。
畑や木があるだけの田舎道に入っていたけれど、道路は案外綺麗に舗装されている。
島にいるのだけれど、このあたりは海沿いではなく南の島にいるという実感は湧かない。
建物が少ないのでどうだろうと思いつつ、トイレ&休憩しようと伝えるとVIPとだけ書かれた看板のある小さな建物の駐車場へ入る。
トイレとソファと水だけがあり、事務所らしきに1人の男性がいた。掃除も行く届いていて清潔な場所だった。長距離移動ドライバーのための会員制休憩所らしい。
15分ほど休んで出発。J氏と少し話をしているうちに再び寝てしまった。
アヌラーダプラへ到着。ようやく観光するよ。
25$の観光チケットを購入。
J氏にお腹が空いたので、昼食を食べたいと伝えると、1-2箇所見てからと。
近くに食堂もなさそうなので、もう少し我慢する事にして、ようやく観光スタート。
修行僧の沐浴場だったクッタム・ポクナ(twin ponds)
穏やかで凛とした佇まいが美しいサマーディ仏像
今回、重いズームレンズをやめて購入したばかりの単焦点レンズだけ持って来たところ、いつもの距離感だと全景が入らない事がわかりショック!
※写真ULして気づいたけど、水平取れず傾いて撮っているのはレンズ変わったせい?
アバヤギリ ダゴバ
事前に調べた通り、寺院の入口からは靴を脱ぎ、帽子も取る必要が ある。
太陽光で熱くなっている石畳みを歩くのはかなりキツイ!
靴下はOKらしかったので用意していたのに、うっかり車へ置いて 来てしまい、神様には失礼ですが跳ね歩くことになる。
外観は地味なレンガ造りですが、壁面も涅槃物もカラフル!壁にはランダ(バリ島に伝わる魔女)のような絵が。こういうアジアらしい色使い、好きです。
クィーンズ・パビリオン
王妃の建物跡ですが、入り口のムーンストーンが有名。ムーンストーンと聞き、最初はどこかに貴石のムーンストーンがあるのかと思いましたが、そうではなく「輪廻転生」を表す彫刻が施された、半月型の石板でした。石段の彫刻が綺麗に残っている箇所も。
もう2か所見たのに、まだお昼には連れて行ってくれません・・・(悲)
続いてラトゥナ・プラサーダへ
ここは建造物はなく、石柱が残っている「エリア」。空腹すぎて集中力が切れ、適当に歩いていたので有名なガードストーン(守護神の石像)は見落としている??
トゥーパーラーマ・ダーガバへ
ここでようやく、J氏が昼食を食べに行くと言う。
何がいいか聞かれるが、お腹が空きすぎると食欲なくなり、もうなんでもいい・・・
とりあえず初のスリランカ料理にトライする事に。
遺跡地区内にレストランはないのかエリアを出て街へ。
入ったスリランカ料理の店はファストフード店のような所で、ご飯の量を指示出し後、ウィンドゥの中に並んだ数種類のお惣菜から、好きなものを選ぶとご飯に乗せてくれ、食後に支払うというシステムらしい。
何種類選んでもご飯の量も関係なく、料金は一律らしく大食いの人は嬉しいだろうな。
どれも辛そうに見えるので、ひとつひとつ確認しながら選んだ。
J氏は、ご飯とおかずを器用に指先でまとめて食べる。
トライするよう勧められ真似してみるけれど、ようやく少しまとめたご飯とおかずは
口元へ運ぶ間に指先からポロポロこぼれ落ちて、口へ入る方が少な いくらい(苦笑)
ご飯そのものが粘りがないので難しい事きわまりない!
食事が終わる頃、J氏がすーっとレシートを私の方へ寄越した。
私の旅行経験からすると、 お店へ客を連れていったリベートとしてドライバーの分は無料という事が多かったのだけれど、ここはそういう店ではなかったのか、 しっかり2人分記載されている。食事と飲み物で1人¥300円程度。
黙って払っても良い金額だけれど契約時にドライバーの宿泊費、 食事代も込みという事を念押ししている。
食事代の事を言ってこれから4日間気まずくなるのも嫌だけれど、 この調子で毎日全食事代を私持ちにされても嫌だ。
少し迷ったけれど、契約と違うので「あなたの分も私が払うの?」と聞くと、うなずき「 食事代と宿泊代1日10ドルはあなたが払って」と言うではないか。宿泊代も??
「ここは払うけれど、 あなたの会社と食事代とホテル代込みで契約した。
だから、私は食事代も宿泊代も払えない。** さんに確認してみて」と話した。
支払い時の領収書にもその事は記載されているので、 もし今後支払いでもめたらそれを見せ、会社へ電話すればいい。
J氏もそれ以上は何も言わず、何事もなかったかのように食事を終えて再び観光再開。
ルワンウェリ・サーヤ大塔
イスルムニヤ精舎
結構大きなトカゲ!
岩を削って造られた箇所と、合体するように建設された建物がうまく調和している。
本堂の涅槃像
ここには小さいけれど博物館的なものもあって、保存状態の良い彫刻も見られる。アヌラーダプラでは、ここが一番良かった。
※後で気づいた事。