時々アジアで深呼吸

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スリランカ観光2日目-2 憧れのヘリタンスカンダラマなのに

何故?何故なの?その情報はどこから?

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お腹が空いたイライラも、もうすぐホテルへ行けると思うと少し落ち着く。湖が見えて来ると、向こう岸の山に溶け込むような建物が目に入る。湖はかなり大きく、ぐるっと周り込んで行くと予想していたより時間がかかる。そろそろかなという頃に、看板が出ていたのだけれどホテル名が微妙に違う。
また昨日のような事があると嫌だなーと思っていると、ちょうど1台の車が通りかかりドライバーがすかさず窓を開けてホテル名を伝えて確認していた。
 
ホテルに近づいた頃、ドライバーからホテルの料金を聞かれたので、何気なく食事込みの料金を言うと「高い!もっと安いホテルを紹介する」いやいや高いのは承知で、それでもここに泊まりたいんだってば。そのために、他の宿泊は安い所にしたんだからと、なんでこんな説明をドライバーにしなくちゃいけないんだ!?
適当に安い値段を言っておけば良かった・・・

すると今度は「良いレストランがあるから夕食を食べに行かないか」と。
食事込みの宿泊予約だと言うと「湖が見えるすごく良いレストランだから行かないか」昼食は連れて行ってくれないのに、ここで押してくるか!?
とにかくこのホテルは旅行の目的でもある事、食事は付いているので不要と繰り返し伝えているうちに到着。どうでもいいから、早くチェックインして1人になりたい・・・(泣)
 
ヘリタンスカンダラマ。↓夜撮影 巨大な岩が目に飛び込む、迫力あるフロント。

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建物は斜面に沿って低く建てられ植物が生い茂っているので、人工建造物でありながら周囲の景観に溶け込んでいる。やっぱり素敵だ!
スタッフがドライバーからスーツケースを預かり、チェックインはプールサイドでと
促されるが、明日の出発時間など、まだ打合せしていないので車へ戻ろうとする
「彼は後から来るから大丈夫」と。
あ、そうなの?ちゃんと連れて来てくれるのか。それならお任せしよう。
 
大きく石がはみ出した通路をスタッフとともに歩いていくと、目の前にインフィニティプールが現れる。しまった・・・水着を持ってくれば良かった。
チェックインをしているとドライバーが来て「明日は8:00にチェックアウトして、シギリヤロックへ行く」と言う。このホテルは12:00チェックアウトというのは事前に調査済みで、できればギリギリまで目一杯滞在したい。
ただし、シギリヤロックへ昼から登るとなると暑く大変そうな上に、その後のダンブッラ石窟寺院観光~キャンディへ移動というスケジュールでも問題ないはずだ。
「7:30に出発して1度ホテルへ戻り、休憩してから12:00にチェックアウトしてダンブッラへ行きたい」と伝える。ホテルスタッフにも、部屋は12:00まで使える事を確認すると問題ないと言う。
 
するとドライバーが「石窟寺院は2週間前からクローズしているから行かない。シギリヤロックからキャンディへ向かう。8:00にチェックアウトして出発だ」
クローズ???
そんな情報掴んでないんだけど?それに、なぜ明日に限って出発時間を指定してくる?キャンディでは観光予定もなく今日チェックインできればよく、どうにでも調整可能だと思うのだけど?
それも、全ルートは最初に説明済みで、契約時はもちろんドライバーも、今まで一言もそんな事言わなかった。何言ってるんだこの人??
「そんな話は聞いていない。ダンブッラへも行って」と言うと
「クローズしている。ホテルスタッフに聞いてみればいい」側で心配そうに見守っていたスタッフに聞くと「知らない」と言う。まあ、こんな話にかかわりたくないだろう。
 
仮に、ダンブッラが本当にクローズしているなら、出発時間を遅らせてゆっくり朝食取りたいんだけど・・・しかし、2週間前からというのが腑に落ちない。
私はギリギリまでネットで目的地に関する情報を調べているし、事前に見積を取った
他の会社からも、ここがクローズという話は出ていなかった。そんな情報があったら気づいていたと思う。
しばし、行くの行かないの話していると、ホテルスタッフが「キャンディへ行くなら、ダンブッラ石窟寺院は通り道だから、寄って開いていれば見ればいいんじゃないか」と提案してくれた。私も同意し、ドライバーにそうして欲しいと伝えるとようやく承知してくれた。このホテルに泊まれるワクワクが一気にテンションガタ落ちだよ。
 
部屋は最上階5階の角部屋だった。
スタッフが「私が1番好きな部屋なの」そう言いながらドアを開けてくれる。
周囲3面窓!カーテンを全て開けると2面は手の届く位置まで木々が迫り、もう1方歯湖。天井も高く開放的な空間。余裕で10人は座れそうなソファーと、2mX2mくらいの巨大なテーブル。湖が見えるジャグジーとシャワールーム、トイレ2か所。
 
今回1人旅。この部屋もったいない広さだ・・・そんな思いを見透かしたように
スタッフが「家族は?1人で泊まるの!?」自分でも贅沢すぎると思うよ。
入れ替わりにスーツケースをポーターが届けてくれ、ニコニコ笑顔でその場にじっと立っている。チップか・・・
こういう時、普段からチップ慣れしている国の人はスマートに渡すんだろうね。
分不相応な部屋に泊まるので、いったいいくらチップあげたらいいんだろう?と
思いながら、デイパックをごそごそして財布を探す(恥;)
 
猿侵入防止のため、窓は絶対開けてはいけないテラス

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カーテン開けて撮れば良かった。窓の向こうは森。広いリビング。

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ドアの向こうが寝室とバスルーム。

 

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ここもカーテン開ければ良かった(苦笑)カーテンの向こうに湖が見え、足元側もガラス張りでテラスへ出られる。

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湖が眺められるジャグジー。ガラスで仕切ったシャワールームもある。

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アメニティは黒で統一。シルバーのロゴだけのパッケージ。シックです。

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このホテルを体感できれば一番安い部屋で十分だったのに、もたもたしている間に安いカテゴリーはなくなっていて、仕方なく予約した部屋。改めてバウチャーを見直すとスウィートルームだったのだ。広いはずだ。
過去の旅行で、こんな贅沢な部屋には1度も泊まった事がない。
私の旅行は概ね朝から出かけてしまい寝るだけなので、清潔で快適移動が不便でない場所ならOK。ここに泊まるなら1日中部屋にいたいくらいだが、16時間しか滞在できないなんてもったいない!
 
ソファーに座ってお茶を飲んで見るけれど広すぎて落ち着かない。。。
ふと、今回の旅行で楽しみにしていた事をもうひとつ思い出す。
アーユルヴェーダマッサージだ。
この規模なら確実にスパがあるはず。ホテルの案内と一緒にスパメニューもある。
フロントへ電話すると、スパへの電話が繋がらないので折り返してくれると返答あり。
 
とりあえずシャワーを浴びてから、ネットでダンブッラ石窟寺院を検索すると営業中で混雑状況グラフも表示されている。私はドライバーよりgoogleを信用するよ。うーん、クローズ情報はどこから?謎すぎる。
 
フロントから電話が来ないので、スパへ直接電話をしてみるとすんなり繋がった。
マッサージを受けたい事を伝えると、今夜は予約がいっぱいで明日でどうか?と。明日はチェックアウトする事を伝えると、少し間をおいて23:15からで良ければOKだと。営業時間外だったので、大丈夫なのか念のため確認すると特別にと言ってくれた。臨機応変な対応に感謝!
 
まだ少し明るい時間だったので、ホテル内を散歩してみる事に。通路がオープンなので開放的で心地良い。

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インフィニティプール。 プールは3か所あるとか。

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低層ではあるけれど、その分横に長く建てられているので端にある自分の部屋から逆サイドへ行こうとすると、かなりの距離がある。
どこかにバワお気に入りだったというイスが置かれている場所があるらしいのだけれど・・・・不明。
 
ブラブラ歩いていると日本人らしき人を発見!思い切ってダンブッラ石窟寺院へ観光に行ったか行く予定があるかを聞いてみた。
すると「名称はわからないけれど、今日行った所かな?」親切に写真を見せてくれた。
そうです、そこです、そこです!!!やってるじゃないか!
事情を説明すると「不思議ですね。何故そんな事言ったんでしょうね。でも開いてましたから、明日寄ってもらった方がいいですよ」
 
その方は今回バワ建築のホテルを見るのが目的で、ゴールなど他エリアは全て泊まって来たというような話からバリ島のホテル話などで盛り上がり、バリ島でも事業をされていて詳しいようで、ウブドのおすすめスパを紹介していただいた。
1人旅だと自分から話しかける機会も多く、こういう出会いもあって楽しい。
 
夕食は広いレストランでビュッフェスタイル。ちなみに、飲み物は別料金でした。
ローカルフードから、コンチネンタルまで前菜、サラダ、メインディッシュ、デザート
かなりの種類が並んでいました。しょうもない感想ですが、どれも美味しい!
残念な事に、昼抜きだったりして胃が小さくなっているようで、あまり食べられない。
それでも、頑張ってデザートまで食べて満足!
 
予約時間にスパへ行き、ジンジャーティーをいただきながら準備を待つ。
ホテルスパのマッサージなので、アーユルベーディックコースといっても診察的な事がある訳でもなく、ごく普通のアロマオイルマッサージのように感じました。
1時間半(多分)のコースで12600RP。ホテルスパなので日本でするより少し安いかな程度。それでも、営業時間外にも関わらず丁寧な施術で、深夜25:00近くに終了。
今夜はシャワーを浴びずに、オイルをつけたまま寝るようにと言われたけれど
髪から足先までオイルまみれでベッドに入ったら、シーツもベタベタになりそう・・・
そうだ!ジャグジーバスに入ろう!
 
ところが、いざとなったらジャグジーの使い方がわからない。
こんな時間にルームキーパー呼び出すのもなぁ。最初にちゃんと確認すれば良かった。いくつもあるダイヤル風なのを適当に回していたら、お湯が出て来たのだけれど
いざ泡ブクブク機能を使おうとしたら、ゴーッゴーッ結構な音がする。
普段、階下への音を気にしつつマンション暮らしをしている身としては
この時間にこの音と振動はマズいんじゃないか?クレーム来るかもしれないと
不安になり諦める事に。チェックインしてまだ明るいうちに使えば良かったよ。
今回唯一のバスタブ付きホテルだったというのに、レイクビューの素敵ジャグジーは
何の意味もなくなってしまった自分の計画性に凹みながら就寝。
 
 
翌朝まだ薄暗い5:00頃、ふと目が覚めトイレへ行き、2度寝しようとしたところ
いつまで経ってもトイレの水音が止まらない。
レバーがちゃんと戻ってない?仕方なく起きて見に行くとレバーではない様子。
過去自宅で同様の状態になった事もあり、一応タンクを見てみたけれどよく解らない。
こんな時間に来てもらうのも申し訳ないし面倒だけれど、万一漏水でもしたら
大事なので、諦めて係の人を呼ぶとすぐに直った。
けれどすっかり目が覚めてしまい、とても2度寝はできそうもなく、お茶を飲んでボーっと湖を眺めて過ごした。
 (ボーっとしていないで素敵ジャグジーに入れば良かったと後で気づく)